栗原類がADDを告白。あさイチで発達障害の夫を取り上げていた。

25日のNHKのあさイチは夫の発達障害でした。
取り上げられていた夫婦は自閉症スペクトラム障害の夫。

自閉症スペクトラム障害の夫は、
特定のものごとや手順へのこだわりが強く、
環境の変化や他人の気持ちを推察することが苦手。

ハサミが定位置にないことにこだわったり、
妻が風邪を引いて洗い物をしていても推察が苦手なので

大丈夫？や
変わろうか？など
夫からのアクションがない。

調味料を入れる順番が違うだけで指摘されるなど

家族という閉ざされた環境の中で、度重なる夫の指摘や態度に、
妻は自分がおかしい、
ダメなんだと、
傷つき追い詰められ、孤独感もつのる。

そして、うつ病も発症したという話でした。


VTRの一緒に料理をする場面では
妻が「すごく食べる」と表現すると
夫は「それ2kg？」

「大体とか適当という表現はダメ、数量じゃないと」

「間違いを指摘して何が悪い、それで傷付くお前がおかしい」

「昨日と今日が同じであること」

などの夫の発言があったそうです。

結婚前の印象は真面目な人、だったそうです。

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出演者の栗原類さんは、自身がADDという発達障害であることを告白し、

学校へ行く時間、教室を出る時間がぴったりでないとだめ、
授業前には必ず水を飲まないとダメといった

自分なりのこだわりが強くあったことを話していました。

アメリカにいた頃に学校の先生の勧めで診断を受けて判明したそうです。

大人になった今、診断が自分のことを理解する助けになっているようです。

◯発達障害とは
脳の働きに関する障害です。
コミュニケーションが苦手だったり
特定の作業が苦手だったり、
人それぞれ向き不向きがあり、それが個性を織り成してるわけですが

社会生活に不都合が出てしまう程度に
脳の働きに特徴がある場合があります。

こだわりが強いなどの自閉症や
読み書きが苦手と言った学習障害
落ち着きがないとなどの注意欠陥多動障害も
大まかに発達障害の中のひとつです。

有名な人では
トムクルーズさんは学習障害を公表していますね。
読むのが苦手だそうです。

他にもハリーポッターのダニエルラドクリフさんは
靴ひもを結べないなど、発達性協調運動障害だそうです。

左右の手を協力して複雑に動かして結ぶ靴ひもは大変なようです。
もしかすると折り紙やスポーツも苦手かもしれませんね。


イギリスの数学者リチャード・ボーチャーズさんは
知能には障害のない自閉症であるアスペルガー症候群だということですし
こだわりが強く、特定のものに興味を示す自閉症の脳の特性から、
アスペルガー症候群は研究職には多いのかもしれません。

夫の発達障害があさイチで取り上げられるように、
近年、大人の発達障害がいわれるようになってきましたが

子どもの発達障害の認知度が高まるにつれ、
「あれ、大人にもこんな人いるよね」と
子ども時代に個性の範囲でスルーされていた人が
社会に出て問題が表面化し、発達障害と診断されている印象です。

また頭脳労働が増えたというのも発達障害が問題化する一因かなと思います。


◯発達障害の原因は？治るの？
発達障害は脳の働きが原因です。脳波測定で早期発見も可能だとか。
障害と名が付いていることから現時点では治りませんが
一生そのままと言うわけでもありません。
人間の脳は生涯変化していくからです。
早期発見でかなり伸びるそうです。


発達障害で問題になりやすいコミュニケーションは
パターンを学ぶことで改善されますし

苦手な部分は、文字をイラストにしたり、
靴ひもをマジックテープにしたりなど
アプローチを変えることで問題そのものを取り除くことが出来ます。


◯夫婦という閉鎖空間での難しさ
あさイチでは夫婦という閉ざされた環境の中で妻が孤独感をつのらせ、
袋小路に迷い込んでしまうことを取り上げていました。

妻の方も夫の診断を聞いて、
自分が悪いわけじゃなかったとホッとしたと話していました。

家庭という閉ざされた空間で、なかなか気付かれないのは問題ですね。

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タグ：栗原類 発達障害